MODx チャンクを使ってみる
チャンクって何だろう?
複数ページ内で同じ文言なんかを挿入したい際に、その部分をパーツ化しておくといろいろと効率がいい場合がある。チャンクとはソースをパーツ化しておき、テンプレートやドキュメント内からそのチャンクを呼び出せば簡単にソースを挿入できる仕組みの事。ここでピンとくる人はもうピンときてると思う。ピンとこなかった方はフォーラムのこちらのページにチャンクの使用方法について書かれてましたのでご参考に。
MTにもモジュールってありますよね。多分そんな感じ。チャンクはテンプレート内でもドキュメント内使用できる。
チャンクの作成
MODx管理画面の「リソース > リソース管理 > チャンク」でチャンクの作成。
チャンク名はテンプレートやドキュメントから呼び出すときの名前になる。チャンクの説明は自分で後で分かりやすいように。カテゴリは設定してもしなくても問題ないと思うけど、前回テンプレートを作った際に今回のサンプルサイト関連用に「MODx-Sample」というカテゴリを作っていたのでそれを選択。チャンクコードにソースを入れたら「保存」をクリック。
チャンクの挿入
上で作ったチャンクを実際に呼び出してみる。上でも書いたとおり、チャンクはテンプレート内でもドキュメント内でも使えるということなので、先日作ったサンプルサイトのテンプレート部分とドキュメント部分、両方に突っ込んでみます。
ちなみに今の状態、こんな感じ。コンテンツ部分、なーんもCSSで装飾してないので、ただ内容が入ってるだけだけど、実験サイトなのでそんなの関係ない。テンプレート部分である左カラム部分とドキュメント部分である右カラムにそれぞれ挿入してみます。
チャンクの呼び出しはチャンクタグを使う。チャンクタグは {{チャンク名}} こんな感じ。先ほどチャンクの作成時につけたチャンク名を「 {{ 」と「 }} 」で囲むだけ。上で「link_mysite」という名前のチャンクを作成したので、チャンクタグは「{{link_mysite}}」となる。それをテンプレートファイルとドキュメントに記述します。
テンプレート部分
ドキュメント部分
それぞれ保存してプレビューしてみます。
ちゃんと任意の場所にチャンク登録したソースが入りました。バッチリ。
チャンクソースの変更
チャンクの中身を変更したい場合はチャンクを作成した時同様、「リソース > リソース管理 > チャンク」から変更したいチャンクを選択。
チャンクコードを書き換えます。
保存してプレビューしてみます。
これでオッケーの模様。やっほー。
チャンク雑感
チャンクの使いどころなんだけど、上の方に書いたフォーラムのページ内の解説にもあったとおり、いろいろ使いどころはありそう。テンプレートで指定した方がいい部分とチャンク使ったほうが効率いい部分の使い分けを自分で考えるのもまた楽しいな。
フォーラムのページ内に長大になりがちなCSSをチャンクで複数のパートに分けて見渡しよくするというアイデアも。
と書かれていたけど、これは個人的にすごく便利だと感じる。普通にサイトを作っているとCSSをパーツごとに分ける時、@importとかlinkで複数のCSSファイルを読み込んだりするけど、読み込むのは1つのCSSファイルで中身はチャンクでパーツごとにモジュール化されてるみたいな感じ。(日本語おかしい?)管理しやすそう。
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