REDLINE MAGAZINE | 気になるMODxを試してみるREDLINE MAGAZINEトップページへ

すべてのエントリを見る

気になるMODxを試してみる

MODx(モドエックス)とは、PHPとMySQLで動作するオープンソースのCMSツールの1つです。オープンソースのCMSといえばXOOPSなどが有名ですが、ちょっとMODxに興味を持ったので試しに使ってみます。MODxについての詳細は下記リンク先をどうぞ。

まだ日本ではそこまで有名でもないみたい(?)で、解説サイトがあまり多くはないんですが面白そうなので挑戦。参考サイトは上記 Wikipedia に記載されています。

MODxの特徴

  • インストールが簡単
  • Ajaxを取り入れた使いやすいインターフェイス
  • 階層管理が簡単(ツリー形式で分かりやすい)
  • 見た目は静的なURLでページを生成できる
  • 標準の文字コードはUTF-8。eucやshift_jisの言語ファイルもある
  • デザイン自由度が非常に高い
  • 複数のページで使われるhtmlをパーツ化できる(チャンクと呼ぶ)
  • phpによる動的な出力を簡単に使える(スニペットと呼ぶ)
  • MODxタグと呼ばれるものがある(MTタグみたいな感じ?)
  • テンプレート変数、モジュール、プラグインなど(←まだあまり意味分かってない人)
  • WordPressとも連携できるみたい
  • 他多数いろいろありまくり

特徴を挙げるとキリがなさそうだったので、パっと気になった部分だけ挙げてみました。その他の特徴については MODx - Wikipedia 外部リンク のリンク先にたくさん掲載されているので、そちらが参考になりまくりです。

あと、MODxのコミュニティフォーラムに日本語のコミュニティもありました。

>>MODx Community Forums - Index Japanese Community

この中にインストール情報もちゃんと掲載されていました。その他情報盛りだくさんで全部は拝見してないんですが、なんやかんやとこのコミュニティだけである程度理解できそうな予感。

サーバー環境について

んでは実際にインストールしてみます。PHPとMySQLが使えれば基本的に大丈夫っぽいんですが、こちらのページで確認されている稼動できるレンタルサーバーの一覧がありました。

>>【資料】MODxが稼働するレンタルサーバ

MODxを入手する

まずこちらの公式サイトのダウンロードページからMODxを入手します。

MODx Content Management System | Downloads

英文サイトですが、ページを少し下にスクロールすると、分かりやすい場所にダウンロードのリンクがあるので、zipファイルかtarファイルか好きなほうをダウンロード。
画面キャプチャ・MODxダウンロード

MODxをサーバーにアップ

ダウンロードしたファイルを解凍してサーバーに全部アップ。README.txtが大量に(言語ごとにかな)同梱されていたんですが、それはアップしなくても大丈夫のようです。

アップしたらパーミッションの設定を。普通にcgiなどを設置するとき同様、ディレクトリは777とか707とかにすればいいみたいです。(後でインストールチェックがあるのでここで間違ってても後でエラーが出るので、その時にまた変更して確認していけます)

ちなみにロリポップのサーバーでも試してみたんですが(環境によって違うかもしれないけど)ディレクトリ系は全部707、assets/cache/siteCache.idx.phpとassets/cache/sitePublishing.idx.phpを606にしたら他は特にいじらずに通りました。

MySQLの準備

サーバーによってやり方が違うと思うので説明は割愛しますが、とりあえずデータベースを作成しておきます。その時設定した内容がMODxのインストール時に必要になるので適当にメモっておいた方が楽です。メモっておいたら楽そうな情報は下記の通り。

  • データベース名
  • データベースのホスト
  • データベースのログイン名
  • データベースのログインパスワード

ブラウザからインストール

上記の準備が終わったらブラウザから先ほどMODxのファイルをアップロードしたディレクトリにアクセスします。すると自動的にインストールしますかという画面になるので「install now」をクリックして進んでいきます。

画面キャプチャ・MODxインストール

次の画面。ここで言語を選んで・・・ここでは「Japanese」の選択肢はなかったのでとりあえず「english」のまま「NEXT」をクリック。

画面キャプチャ・MODxインストール

続いて次の画面。「Begin」をクリック。

画面キャプチャ・MODxインストール

次にライセンスに同意するかどうかのページ、記載事項に目を通して同意するなら「I agree to the terms set out in this license.」にチェックを入れて「NEXT」。

画面キャプチャ・MODxインストール

次はインストールモードの選択。今回は新規でインストールするので、「New Installation」を選択して「NEXT」。

画面キャプチャ・MODxインストール

続いて準備しておいたデータベースに接続するために必要な情報を入力。下のキャプチャ画像のフォーム部分に映ってるテキストはデフォルトで入っていたものです。問題があれば修正し、空の部分に必要に情報を入力してまず「Test connection」をクリック。問題なくデータベースに接続できれば緑色の字で「Connection to host: passed... Checking database: passed」と表示されます。ログイン名やパスワードが違ってるなどの理由でうまく接続できない場合は赤字で「Connection to host: failed!」と表示されるので設定を見直します。接続がうまくいったら「NEXT」。

画面キャプチャ・MODxインストール

最後にサンプルサイトをインストールするかどうか(一番上)とインストールするオプションを選択。とりあえず全部チェック入れてみました。「Install」をクリックするとインストールのチェック画面に遷移します。

画面キャプチャ・MODxインストール

インストールチェック画面です。何かエラーがある部分があればここで表示されるので、該当箇所の設定を変更するなりなんなり・・・。(多分パーミッション関係だと思います)すべて「OK!」になっていたら「Install」をクリック。

画面キャプチャ・MODxインストール

インストール結果が表示されます。「OK!」とか「Installed」などの緑色の文字が並んでる画面の一番下の方に「Installation was successful!」と書かれてました。これでインストール完了。インストールファイルを消す場合は左下にチェックボックスがあるのでチェックを入れて「Close」をクリック。(※ローカルで動かしたときはinstallディレクトリが素直に消えたんですが、ロリポップに上げたときは消えてくれなかったので手動でinstallディレクトリを削除しました。)

画面キャプチャ・MODxインストール

MODxのフォーラムに「3分でインストールできる」と書いてあったんですが、ほんとに3分でインストールできました。やっほー。

MODx管理画面にログイン

インストールが終了して「Close」をクリックすると管理画面へのログイン画面になりました。ユーザー名とパスワードを入力して「Login」。

画面キャプチャ・MODx管理画面ログイン

ログインしてみるとこんな感じ。今風なデザイン。

画面キャプチャ・MODx管理画面

「preview」をクリックしてみると多分インストールの時にサンプルサイトをインストールするにチェック入れた人はサンプルサイトが表示される。

画面キャプチャ・MODxサンプルサイト

サンプルサイトは一旦置いておいて、何はともあれ日本語化。
「Tools > Configuration > Language」の部分で 「Japanese-utf8」を選択して「Save」をクリック。

画面キャプチャ・MODx管理画面

やった!日本語化できた!

画面キャプチャ・MODx管理画面

MODxの日本語化についてその他の事はこの辺りにいろいろ情報がありました。

>>MODxフォーラム 日本語化

フレンドリーURLの設定もついでに勢いで。

フレンドリーURLというのは、普通動的に生成されたページって「?」とか「&」とか「=」とか、なんやかんやパラメータが入ったurlになったりするんですが、MODxの場合「xxx.html」のように見た目的に静的にurlでページを吐き出せるみたいなんです。当然ディレクトリ名やページ名も自由に指定できます。

コミュニティフォーラムにやり方が掲載されていたので参考にやってみます。

  1. ルートとmanagerディレクトリのht.accessを.htaccessにリネーム
  2. 管理画面の「管理 > MODx設定」
    ※ と、コミュニティには書かれていたのですが、自分がインストールしたバージョンでは「ツール > MODx設定」でした。
  3. 「フレンドリーURL設定」 の「「フレンドリーURLの使用」を「Yes」に
  4. 「フレンドリーエイリアス」と「エイリアスパス」を「Yes」に
  5. 必要に応じて「重複エイリアスを許可」も「Yes」に

画面キャプチャ・MODxフレンドリーURL設定

できましたー!

画面キャプチャ・MODxフレンドリーURL設定後

ちゃんとurl末尾が見た目は静的になっとります!パラメータを含んだurlでも別に問題ないとは思うけど、こっちの方が分かりやすいという面ではいいと思われ。

これまでの工程でつまづいた箇所

1箇所つまづいた部分がありました。インストールしてサンプルサイトをプレビューした時、そのトップページは問題ないんですが、そこからサブページへ移動したときに階層がズレるというか、ページが見つからない状態になってしまいました。

今回私はファイルをルートではなく下階層のディレクトリに置いたのですが、フレンドリーURLを使用するケースでMODxをルート以外にインストールする場合、問題があるようです。フォーラムに解決方法を見つけました。

>>MODxをサーバのルートディレクトリ以外にインストールする場合について

フレンドリーURLを設定する際に.htaccessの中の記述の「RewriteBase /」の部分を自分が設置した階層に合わせて書き換えないと、うまくいかないようです。

ここまでの感想

MODxすげー楽しいです。まだインストールしただけで、チャンクとかスニペットとかプラグインとか、なんやかんやMODxの肝っぽい部分は全然触ってないんですが、なんかコレ、自由に使えたらすごい楽しいことになるんじゃないかという気がします。また、管理画面さわった感触がすごく気持ちいいツールでした。

どこから手をつければいいものか結構悩むんですが(内容が幅広そうなんです)とりあえず情報収集を開始してみます。参考書も1冊だけ(?)あるみたい。

>>MODxでつくる!最強のCMSサイト

まとまった時間がとれて、お勉強が進んだら、また続報を書くかもです。

<< 『Tab Groups』と『FaviconizeTab』 | PCを出荷状態に戻してみた >>

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://redline.hippy.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/161

このページの一番上へ

その他の情報など

最近のコメント

PHP オブジェクト指向の勉強
  • Red - 2010.01.08
  • hogepage - 2010.01.21
  • Red - 2010.01.22
  • - 2011.11.27
  • houseiii - 2011.11.27
Fireworks トリミング画像を一括書出 CS4編
  • Iper - 2009.06.27
  • Red - 2009.06.27
  • mala - 2011.11.17
  • Red - 2011.11.18
jQueryでボックスを上下左右中央に簡単配置
overflow を使用したボックス背景のこと
  • - 2007.12.13
  • Red - 2007.12.13
  • - 2007.12.13
  • Red - 2007.12.13
  • hj - 2011.09.23
IE6 → 透過PNG+overflow=混ぜるな危険(追記有)

メッセージを送る

こちらのメッセージ送信フォームは閉鎖させて頂きました。
御用の方は新しい方のブログ にコメント頂くか、 連絡用のフォーム もありますので、そちらからご連絡ください。