Design Rule Index という本の話
Design rule index―デザイン、新・100の法則 という本の紹介。
「デザイン、新100の法則」という名の通り、複数の分野にまたがってデザインに関係する概念や法則、人間の考え方などを100項目掲載している。
デザインをしている人間にとって馴染みのある「黄金比」「アフォーダンス」「色彩」などだけでなく、マーケティング分野の「80対20の法則」「欲求階層説」なども『デザイン』をベースに解説されていて理解しやすい。(個人的な意見だが、マーケティング関連の専門書でそのような項目を勉強するより簡潔に説明されてて分かりやすかった。)
1項目ごとに左ページに解説、右ページに図表・写真等が掲載されており、初めて目にするような概念・法則でもスっと理解できるようになっている。少なくともなんのこっちゃ分からん事はない。
100項目は目次で次の5つのカテゴリに分類されている。
- Perception デザインの認知度を左右するには
- Learning デザインから学び取ってもらうには
- Usability デザインのユーザビリティを強調するには
- Appeal デザインの訴求力を高めるには
- Decisions デザインをうまく決定するには
一部の項目は上記のカテゴリ間で重複していたりもするが、目的の項目を探すのも便利。一応カテゴリ分けしてあるとは言え、それぞれの項目の内容に繋がりはないので、読みたい項目から読んじゃって大丈夫。
多分デザインに関わる人間だけでなく、一般の人が読んでも面白い本だと思う。仕事としてデザインを考える人にとっては「使える」本。一般の人にとっては「へぇーこういうのってちゃんと理由があるんだー」という雑ネタ蓄積に役立つ本。内容自体に目新しいものはないが、古くなるものでもないので、自分の一生本として使える一冊。
Amazonでなか見検索もできるので興味のある方は是非。
>>Design rule index―デザイン、新・100の法則
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